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別れの時 [その他]

2014年3月2日

生涯初の、衝撃(という表現は何だか合わないけれど)の経験をした。

祖母の最期をみとった。

先週の火曜日に病院に行っておいて良かった。
あの時はまだ会話が出来たから。

昨日はもう、会話は全く出来なかった。
大きな声で呼びかけても、まったく反応無し。
もう意識は無いんだそうだ。

日曜日午前中に親族召集の連絡があり、12時半前に病室に到着。
酸素マスクをつけているので、酸素の吸入量がデジタル表示されるモニターを付けているんだけれど、数日前までは90程度で落ち着いていたのが、日曜日は70前後。時には50台まで落ちる。

呼吸が浅く、呼吸と呼吸の間隔が長いのは、病気とかにあんまり詳しくない私にもわかった。

時間が経つにつれ、呼吸はどんどん浅くなって、呼吸と呼吸の間隔はどんどん長くなり、だんだん肌の色が変わっていくのを、指先が冷たくなっていくのを、私たちは、ただただ見守ることしか出来なかった。
何も出来なかった。

手を握ってみたり、呼びかけてみたりはしたけれど。

銀行でお金をおろしてくる・・・と出掛けた母と妹が病室に戻った数分後、息を引き取った。
まるで、母と妹が戻って来るのを待っていたかのように。

 病名:老衰、心不全

明日は、本当にお別れの時です。
ちゃんと、「ありがとう」って言わないとね。

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